世界観とは何か 1
『世界観の構築 1 (24.10.03)』
〜ドラマって何?〜
はい。ららChanです。音楽をずっとやってきて、自分らしさって何だろう。そう思う事が、増えてきた。歌い手の個性だと呼べる歌って、何があるからなのか。ただ歌い切るだけで、魅力ある歌と呼べるのか。そういう自問をした事が、歌い手ならあるのではないか。
人が良いなと感じる曲って、ドラマの要素が詰まってると、僕は思います。ドラマとは感情の浮き沈みだと思います。歌詞カードを見た時に、ここは抑揚を付けたいという箇所に、チェックペンでマークしていく。メロディに気持ちを入れる、こぶしを刻む。それがドラマになっていく初期設定になります。
そして、ABサビという流れの中で、こぶしを入れるフレーズ同士が、どういう意味の因果関係になるのか。それが曲の物語(ストーリー)となります。ただ歌うだけじゃなく、そうした、抑揚としてのこぶしを入れる事と、こぶし同士の因果関係を、歌詞の意味の展開に注目して理解しつつ、チェックしたフレーズに、喜怒哀楽の気持ちを入れながら、歌うときに、世界(歌い方)が生まれます。
世界観とは、自分ならではの表現スタイルと言える。言い換えると、歌い方の問題となります。