世界観を掘り起こそう

『世界観の構築 2(24.10.04)』
〜自分の持ち味を知ろう〜

はい。ららchanです。前回に、自分ならではの表現スタイルが、世界観だと述べました。表現スタイルという問題の前提として、そもそも直球とカーブのどちらが自分らしさだと思いますかという、無意識のうちでの判断を伴う入門者用アンケートが、まず最初にあった事を知るべきです。そして、誰もが直球からスタートする事になるのが、歌だと思います。

今まで出会ってきたボーカリスト、聴いてきたバンドのボーカルを思い起こしてみて、どんな歌い方に憧れていたか、どんな表現スタイルを自分が好んでいたか、そして、表現する側に立った自分自身が、現在どういう歌い方をしているか、よく分析して反省してみると、そもそもの理想と、その流れに乗って作ってきた歌へのこだわりや哲学が、精神の奥に眠っていたと気付くのです。

表現とは、思い描いた理想や意図するもの自体にはなれないという不可能性を学び、どんな感じのスタイルが自分にとって心地よい自然体であるか、を選び続ける無意識の行為だったと、学びます。表現は違和感で終わるものではなく、自然らしさの一種として定着するモノである。そして、どうにかして歌い続けてきた中で、自分らしさが薄らと、自分の脳裏に見えてきた時、そのモノを個性と呼んで良い、と私は思います。

世界観は、まず自分の中に眠っている個性の幻影を、しっかりと掘り起こす事から始まっていき、その全体像が認識できた時に、今度はどんな形で歌っていきたいのか、自分に付け加えたい技術があるなら何だろうか、という積極的な構築作業へと、向かっていく。世界観の構築は、そこからが本格的なスタートになるでしょう。

今日は此処まで。

ウォーキングしたよ

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